網点グラビア
グラビアの一種で、網グラビアともいいます。
コンベンショナルグラビアと違って、個々のくぼんだセルの網点面積(版面上のセル開口部の面積)が変わるのでこの名称があり、また版面構造が凸版とは正反対なので逆凸版ともいいます。
網点グラビアには、直接法と間接法があります。
直接法網点グラビアは、セルの深さがほぼ一定で、網点面積だけが変わります。
この方式は、製版で温度や湿度の影響をあまり受けず、比較的楽に早く製版でき、自動化、システム化も容易です。
芸術性の高い印刷物には不向きですが、パッケージや軟包装や新聞の印刷に広く用いられています。
間接法網点グラビアは、セルの深さも網点面積も両方変わるグラビアで、直接法とコンベンショナル法の混血児のような製版法と考えていいでしょう。
プロセスの時間や品質も、両者の中間程度です。
ダルジャン法がその起こりで、戦後日本でも多色グラビアに広く用いられた。各国で新しい独自の間接法網点グラビアが開発されており、THグラビアもその一つです。
特殊な網点グラビアとして、ヘリオ・クリッショグラフのように電子的にグラビア版を直接彫刻する方法が実用化され、レーザーを利用して直接彫刻する方法も実用化に向かっています。