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2010年07月 アーカイブ

暗反応

感光材料を暗い所に保存し、その間全く光を当てないのに、感光したように変色したり変質する現象をいいます。

一般にはその結果を"カブリ"と呼んでいます。

印刷関係では、写真フィルム、印画紙のほか、版を作るためいろいろな感光液や感光材料を使用するから、これらが暗反応を起こさないように昔から注意しています。

暗反応は、温度や湿度が高いと(特に温度が高いと)起こりやすいから、これらを低くしておけば防ぐことができます。

昔は6月の梅雨期から9月ごろまで、特に平版や凸版のスクリン印刷用感光液が暗反応を起こし、ゲル状に固化してしまいました。

しかし現在は、温湿度の変化に強い感光性樹脂が開発され、平版も凸版もPS版となり、そのうえクーラーや冷蔵庫があるのでカブリ現象がみられず、あまり暗反応についてはいわれなくなりました。

それでも、メーカーが、フィルムやPS版のような感光材料を東南アジアや南半球諸国へ赤道地帯を通って輸出するとき、その高温多湿によって、いくぶん感度などの性質に変化が現れることがあるといわれています。

また、広義のカブリは、加圧を長く続けても起こるので、未感光のシート上に長期間物を置いたりすることは避け、保存する場合には箱を横積みにせず、立てかけるほうがいいでしょう。

夏期は、手持ちのカラーフィルムなども、冷蔵庫に入れておくと色も落ちず安心ですよ。

コンポーザ

一つの版面に、同じ絵柄を反復して数多く焼き付けるための露光装置のこと。

印刷する部分の面積が小さいもの、例えばラベルのようなものを大量に印刷するときは、1枚ずつ印刷するのは経済的ではありません。

大きな版に、同じ絵柄をたくさん付けて(多面付けという)印刷し、その後で紙を断裁したほうがいいです。

しかし、同じ絵柄のフィルムを何枚も作るのは無駄であり、また手数もかかるので、1枚のフィルムで、版面の位置を変えて同じ絵柄を何度も露光して版を作ります。

その作業を行う露光機械がコンポーザ(殖版機)であり、ステップ・アンド・リピートともいいます。

コンポーザの基本的な構造は、版を固定する台と、その上を天地左右に移動する露光用光源のついた枠からなっています。

ネガあるいはポジフィルムは、枠(取り枠)につけます。

露光するときには、真空ポンプで、版面とフィルムとを密着させます。

絵柄を版面上の決められた位置に露光するには、取り枠を正確に移動させなければならないので、新しいものではコンピュータを使っています。

使用する版は、大きい版面サイズをとることのできる平版(PS版)が多いです。

また印刷用ばかりではなく、フォトエッチングの分野でも使われます。

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