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2010年12月 アーカイブ

技術の進歩のウラ 3

技術の進歩は本来、社会の進歩-人問の生活を豊かにし、すべての人に自由で個性的な生き方を享受させ、人びとの尊厳を高めることに、役立たなければなりません。

それが、VDTが資本家的「合理化」に利用されることによって、逆の結果をもたらしています。

したがってVDTの採用にあたっては、資本家的「合理化」を許さないとりくみがきわめて大事です。

VDTを「合理化」の道共にーつまり労働者を苦しめ、搾取を強化して利潤追求の手段とするやり方に反対して、よりよい生活、働きがいのある労働を保障させるためにたたかう必要があります。

「合理化」反対闘争は、労働条件の悪化に反対してたたかう闘争であり、決して機械化に反対する闘争ではありません。

「合理化」反対闘争はむしろ技術進歩を社会進歩に結びつけるためのたたかいであり、このたたかいと社会変革なしには、VDTという進んだ技術が本来もっている社会の進歩に貢献するという役割は果たさせられないことになります。

労働組合運動のなかで労資協調の立場をとる組合は「合理化反対などというのは技術の進歩に敵対する、後向きの考えだ」などといい、「合理化」という言葉さえ使わなくなったところもあります。

機械は必要であっても、人が離れてしまうのはまたこれはこれで問題ですね。

技術の進歩のウラ 4

だが「合理化」反対は決して後向きではなく、逆に、社会進歩のために胸をはってとりくむ重要な課題です。

VDTの技術的側面を十分に理解することは大切だが、それに目を奪われてしまうのではなく、その社会的側面-何のために、どのように使われ、何をもたらすのかをきちんととらえ、疑問や不安、要求を職場で出しあっていくことが、まず第一に重要なことです。

VDTへの対処は、だれが何のために導入するのか、だれによってどのように使われるのか、その結果どんな問題が出てくるのかーこのことを明らかにし、労働者の要求を対置していくことにはじまります。

そのために事前に労使で協議をつくし、労働者の要求を満たし、その合意を得て導入するというとりくみが欠かせません。

このとりくみは、システムや機器の一方的な導入による「合理化」や労働強化を許さず、健康障害を未然に防ぐとともに、働きがいのある職揚をつくりだすために必要なことです。

逆に事前協議を十分に行なわず、労働者や労働組合の合意を得ないまませっかちに導入したために、新しいシステムを活用できず、経営的にも行き詰まって倒産したという例も、過去にみられました。


ただ単に新しいシステムを導入すればいい、って話ではないですよね。

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