技術の進歩のウラ 3
技術の進歩は本来、社会の進歩-人問の生活を豊かにし、すべての人に自由で個性的な生き方を享受させ、人びとの尊厳を高めることに、役立たなければなりません。
それが、VDTが資本家的「合理化」に利用されることによって、逆の結果をもたらしています。
したがってVDTの採用にあたっては、資本家的「合理化」を許さないとりくみがきわめて大事です。
VDTを「合理化」の道共にーつまり労働者を苦しめ、搾取を強化して利潤追求の手段とするやり方に反対して、よりよい生活、働きがいのある労働を保障させるためにたたかう必要があります。
「合理化」反対闘争は、労働条件の悪化に反対してたたかう闘争であり、決して機械化に反対する闘争ではありません。
「合理化」反対闘争はむしろ技術進歩を社会進歩に結びつけるためのたたかいであり、このたたかいと社会変革なしには、VDTという進んだ技術が本来もっている社会の進歩に貢献するという役割は果たさせられないことになります。
労働組合運動のなかで労資協調の立場をとる組合は「合理化反対などというのは技術の進歩に敵対する、後向きの考えだ」などといい、「合理化」という言葉さえ使わなくなったところもあります。
機械は必要であっても、人が離れてしまうのはまたこれはこれで問題ですね。