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2011年03月 アーカイブ

鎮魂の塔

さっきのおばさんと違って、生活がかかっているのかな、などと思いながら回りを見わたせば、みやげ物屋やらレストラソやらがひしめいています。

"ひめゆり園""パーラーひめゆり""レストラソひめゆり会館"等々。

そして"歓迎、観光団"といった垂れ幕も下っています。

入口正面にある、ひめゆりの塔。

一九四六年、敗戦の翌年建立された鎮魂の質素であるがゆえに、なおさらその思いを深くさせずにはおかない"本物"は端へ追いやられ、観光客の足げにさえされているのです。

いつ建てたのかは知りませんが、私にはぎょうぎょうしくけばけばしく見える塔が、今やスターになっていました。

"本物"を足げにした沖縄旅行の観光客は、ひめゆり部隊が自決したという岩穴をのぞきこんで、やたらと写真を撮っているのです。

本来の塔と並んで、

いわまくらかたくもあらんやすらかに
ねむれとそいのるまなびの友は

との碑がひっそりとありました。

ルネッサンスとツバキ1

また衣食住の面では、一日三回食となる、刺身料理、植物油使用、懐石料理(砂糖、醤油の味つけ)がはじまる、饅頭、羨、納豆の普及、服装の変化、木綿の輸入、書院造りの住宅、などがみられる。

このように室町時代は社会全体にも日常生活にも、大転換がおこったことがうかがいしれる。

そのうちあるものは鎌倉時代からひきつづいておこったことであったり、また桃山時代に特色が顕著になったりしているが、そうじて明治以後の日本文化のパターンも実に室町時代から具体的にはじまったとみてよいであろう。

その日本文化の一部として、この時代から日本的な花 種の園芸文化の発達がはじまることになった。

このように室町時代を日本社会の文化の大転換期としてみる視点は、日本歴史観のうえできわめて重要だと思う。

私はこの時代を一種のルネッサンスと見なしたい。

この室町時代から、日本という第二次センターの花卉園芸文化がはじまりをつげる。

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