日本人の愛他性 2
解釈は慎重を要するでしょう。
しかし、この調査から、倒れた人の緊急援助に対して強い愛他性を示す米国、老人に座席を譲るべきであるとの強い道徳意識を持つと推測される韓国などと比較して・・・
総じて、日本の青少年の愛他性は最低であることがわかります。
これは因子得点で示されていますが、4力国中、唯一、愛他行動総合の値がマイナスを示しています。
同時に調査した関連項目でも、日本の青少年は・・・
1.「親の言うことを聞かないこと」をよくないことだとはあまり考えていない。
2.「人の立場をよく考えて行動する」が少ない
・・・等の自制心欠如や、「人生にはお金が何より大切だ」という強い物質主義が認められます。
反対に、「将来のために努力する」の割合が少なく現在指向です。
3.「人生は運に左右されることが多い」と考える外的統制者が多い。
その他にも・・・
4.自己意識が否定的で、友人の数は多いが友人から得られる満足度が少ない
・・・などの結果が見いだされました。
以上の結果は、親や師を尊ぶ日本の文化や、勤勉さや物を大切にする価値観とはあまりにも異なります。