技術の進歩のウラ 4
だが「合理化」反対は決して後向きではなく、逆に、社会進歩のために胸をはってとりくむ重要な課題です。
VDTの技術的側面を十分に理解することは大切だが、それに目を奪われてしまうのではなく、その社会的側面-何のために、どのように使われ、何をもたらすのかをきちんととらえ、疑問や不安、要求を職場で出しあっていくことが、まず第一に重要なことです。
VDTへの対処は、だれが何のために導入するのか、だれによってどのように使われるのか、その結果どんな問題が出てくるのかーこのことを明らかにし、労働者の要求を対置していくことにはじまります。
そのために事前に労使で協議をつくし、労働者の要求を満たし、その合意を得て導入するというとりくみが欠かせません。
このとりくみは、システムや機器の一方的な導入による「合理化」や労働強化を許さず、健康障害を未然に防ぐとともに、働きがいのある職揚をつくりだすために必要なことです。
逆に事前協議を十分に行なわず、労働者や労働組合の合意を得ないまませっかちに導入したために、新しいシステムを活用できず、経営的にも行き詰まって倒産したという例も、過去にみられました。
ただ単に新しいシステムを導入すればいい、って話ではないですよね。